2025.12.03

【IT企業】AsanaとJira連携で開発・ビジネス部門間の壁を壊す!シームレスなワークフロー構築

ビジネス部門:「開発チームに依頼した機能改善の進捗が全く見えない。顧客への納期回答ができない」
開発部門:「ビジネスサイドからの要求仕様が曖昧で、手戻りが多い。なぜこの機能が必要なのか、背景が分からない」

多くのIT企業で、開発部門とビジネス部門(営業、マーケティング、カスタマーサクセスなど)の間には、このような深くて見えない「壁」が存在します。その大きな原因の一つが、利用ツールの分断です。開発部門はアジャイル開発やバグトラッキングに最適化された「Jira」を、一方でビジネス部門は顧客管理やマーケティング施策の管理にそれぞれ別のツールやExcel、メールを主戦場としています。

このツールの壁が、情報のサイロ化、コミュニケーションロス、そして最終的には開発スピードの鈍化とビジネス機会の損失を生み出しています。本記事では、この根深い課題を解決するため、AsanaとJiraを双方向連携させ、両部門がそれぞれの最適なツールを使い続けながら、シームレスな情報共有とワークフローを実現するための具体的な方法を解説します。

なぜ開発とビジネスはすれ違うのか?「ツール」と「文化」の深い溝

両部門の連携がうまくいかない背景には、単なるコミュニケーション不足ではない、構造的な問題が潜んでいます。

1. Jiraの専門性とビジネス部門の壁

Jiraは、スクラムボードやバグ追跡など、アジャイル開発を行うエンジニアにとって非常に強力で専門的なツールです 。しかし、その専門性の高さゆえに、非技術者であるビジネス部門のメンバーにとってはインターフェースが複雑で直感的ではなく、利用のハードルが高いのが実情です 。結果として、ビジネス部門はJiraへのアクセスを諦め、コミュニケーションはメールやチャットに、要件管理はExcelやスプレッドシートに、といったように情報が分断されていきます。

2. 情報の分断と二重入力の非効率

連携が取れていない現場では、非効率な手作業が常態化します。例えば、カスタマーサポートが受けた重要なバグ報告を、まず自身のサポートツールに記録し、その後、その内容をコピー&ペーストしてJiraに起票する、といった「二重入力」が発生します。このプロセスは時間がかかるだけでなく、情報の転記ミスや抜け漏れの原因となり、開発チームに正確な情報が伝わらないリスクを増大させます。

3. 進捗の不透明性が生む不信感と機会損失

ビジネス部門から見ると、Jiraに起票された依頼は「ブラックボックス」に入ったように感じられます。開発の進捗やリリース予定がリアルタイムで共有されないため、顧客からの問い合わせに対して「開発に確認します」としか答えられず、顧客満足度の低下を招きます。また、マーケティング部門は、新機能のリリース時期が正確に把握できないため、効果的なプロモーション計画を立てることができず、大きな機会損失に繋がります。

AsanaとJiraの双方向連携が実現するシームレスなワークフロー

AsanaとJiraの双方向連携は、この分断されたワークフローを繋ぎ、両部門のコラボレーションを劇的に改善します。重要なのは、どちらかのチームにツール利用を強制するのではなく、それぞれが最適なツールを使い続けられる点です。

STEP 1: ビジネス部門はAsanaで、開発部門はJiraで。最適なツールを使い続ける

ビジネス部門は、直感的で多様な業務に柔軟に対応できるAsanaをハブとして、プロダクトのロードマップ管理、マーケティング計画、顧客からの要望(VOC)管理などを行います。一方、開発部門は従来通り、専門的な開発作業に集中するためにJiraを使い続けます。

STEP 2: AsanaタスクからJiraの課題を直接作成し、情報を自動連携

ビジネス部門の担当者は、Asana上のタスク(例:「顧客A社からの〇〇機能に関する改善要望」)から、直接Jiraの課題(チケット)を作成できます。Asanaタスクのタイトル、説明、添付ファイルといった重要な情報は、自動的にJiraの課題に引き継がれるため、二重入力の手間や転記ミスがなくなります。

STEP 3: ステータス、担当者、コメントがリアルタイムで双方向に同期

連携の最も強力な点は、情報の双方向同期です。

  • 進捗の同期:開発者がJiraで課題のステータスを「対応中」に変更すると、連携されたAsanaタスクのステータスもリアルタイムで「対応中」に自動更新されます。ビジネス部門は、Asanaを見るだけで開発の進捗を正確に把握できます。
  • コミュニケーションの同期:ビジネス部門がAsanaタスクに「顧客から追加の要件が出ました」とコメントすれば、それがJiraの課題にもコメントとして自動で投稿されます。逆に、開発者がJiraで技術的な質問をコメントすれば、Asanaにも表示されます。これにより、両者はツールを横断して、常に同じ情報を元に議論を進めることができます。

開発要件からリリースまで、End-to-Endの可視化がもたらす価値

このシームレスな連携は、単なる情報共有の効率化に留まらず、開発要件の発生から製品リリースまでの全プロセスを可視化し、ビジネスのスピードを加速させます。

例えば、マーケティング部門がAsanaで管理する「新製品ローンチ」プロジェクト。その中の一つのタスク「〇〇機能の実装完了」を、開発部門がJiraで管理する該当機能のEpic(開発作業の大きなまとまり)に連携させます。開発チームがJiraでそのEpicを完了させると、Asana上のタスクも自動的に完了となり、それをトリガーとしてマーケティングチームのローンチ準備タスク(プレスリリース作成、広告出稿など)が開始される、といった自動化ワークフローを構築できます。

これにより、部門間の伝達漏れやタイムラグがなくなり、製品リリースとマーケティング活動が完璧に同期した、効果的なGTM(Go-to-Market)戦略の実行が可能になります。

まとめ:部門の壁を壊し、真の全社一丸体制へ

IT企業にとって、開発部門とビジネス部門の連携は、顧客価値を創造し、市場での競争力を維持するための生命線です。AsanaとJiraの連携は、両部門間に存在するツールと文化の壁を壊し、それぞれが専門性を最大限に発揮しながら、共通の目標に向かって協働するための「架け橋」となります。

それは、非効率な手作業やコミュニケーションロスをなくし、開発要件から製品リリースまでのリードタイムを短縮することで、企業全体の生産性と収益性を向上させるための、最も確実な一手です。

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