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- 【士業事務所のDX】Asanaで顧問先対応と業務フローを標準化!生産性向上と品質安定化
「顧問先ごとの特殊な経緯や過去のやり取りが、担当者の頭の中にしかなく、情報共有ができていない」「申告期限や契約更新日といった重要期日の管理が属人化しており、常にヒューマンエラーのリスクと隣り合わせだ」「新人の教育に時間がかかり、業務品質にバラつきが出てしまう」
弁護士事務所、会計事務所、税理士事務所といった士業事務所の経営者や実務担当者の皆様は、このような課題をお持ちではないでしょうか。専門知識という無形の価値を提供する士業にとって、サービスの品質と信頼は事業の生命線です。しかし、事業が拡大し、顧問先や案件の数が増えるにつれて、従来のExcelやメール、紙ベースでの管理手法では限界を迎え、業務の属人化が深刻な経営リスクとなり得ます。
本記事では、士業事務所のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、これらの課題を解決するための具体的なソリューションとして、ワークマネジメントプラットフォーム「Asana」をご紹介します。Asanaを活用して、顧問先対応と所内業務フローをいかに標準化し、生産性の向上とサービス品質の安定化を実現するか、その具体的な道筋を解説します。
目次
なぜ士業事務所の業務は属人化しやすいのか?

高い専門性が求められる士業の業務には、本質的に属人化を招きやすい3つの特性があります。
1. 顧問先ごとの複雑な経緯と情報の散逸
顧問先との関係は長年にわたることが多く、過去の相談内容、契約交渉の経緯、特殊な会計処理の背景といった情報は、担当者の記憶や個人のメールボックス、ローカルフォルダに散在しがちです。担当者が不在の際に他のメンバーが代理で対応しようとしても、これらの背景情報が分からず、迅速で的確な対応ができないという事態が発生します。
2. 厳格な期日管理のプレッシャー
税務申告、訴訟関連の書類提出、許認可の更新など、士業の業務には絶対に遵守すべき厳しい期日が無数に存在します。これらの期日管理を担当者個人の手帳やカレンダーに依存していると、万が一の見落としが顧問先に多大な損害を与え、事務所の信頼を根底から揺るがす重大なインシデントに繋がりかねません。
3. 業務フローの非標準化と品質のバラつき
例えば、新規顧問契約の締結プロセスや、月次決算のレビューフローなどが、担当するパートナーやシニアスタッフによって微妙に異なる、というケースは少なくありません。これは、業務品質のバラつきを生むだけでなく、若手スタッフの育成を非効率にし、組織としての成長を阻害する要因となります。
Asanaで構築する!顧問先対応と業務フローの標準化術
Asanaは、これらの課題を解決し、再現性の高い高品質なサービスを提供するための業務基盤を構築します。
STEP 1: 「顧問先管理ポートフォリオ」で全案件を一元管理する
まず、顧問先一社一社をAsanaの「プロジェクト」として作成し、それら全てを「ポートフォリオ」機能で束ねます。これにより、事務所が抱える全ての顧問先案件の状況を、経営者やマネージャーが一つの画面で鳥瞰できるようになります。
各顧問先のプロジェクトには、「担当パートナー」「契約プラン」「次回契約更新日」といったカスタムフィールドを設定し、重要な情報を構造化します。ポートフォリオ画面では、これらの情報が一覧表示されるため、「来月更新を迎える顧問先はどこか」「どのパートナーが高い負荷を抱えているか」といった経営判断に必要な情報を瞬時に把握できます。

STEP 2: 「業務テンプレート」で高品質なサービスを再現可能にする

Asanaの「プロジェクトテンプレート」機能は、業務標準化の核となります。「月次顧問契約」「相続案件」「M&Aデューデリジェンス」といった定型的な業務ごとに、標準的な業務フローをテンプレートとして作成します。
【設定例:月次決算支援テンプレート】
- フェーズ(セクション):資料受領 → 記帳代行 → 試算表作成 → レビュー → 報告会
- 標準タスク:「クライアントへの資料提出依頼」「証憑突合」「試算表ドラフト作成」「パートナーによるレビュー」「月次報告書作成」など、必要なタスクを依存関係と共に設定。
新たな依頼が発生した際には、このテンプレートからプロジェクトを複製するだけで、経験の浅いスタッフでも、事務所として標準化された高品質なプロセスを、抜け漏れなく実行できます。これは、サービス品質の安定化と、新人教育コストの削減に絶大な効果を発揮します。
STEP 3: 顧問先とのやり取りを「タスク」に集約し、対応漏れを防ぐ

顧問先からのメールでの依頼や質問も、Asana連携機能を活用すれば、ワンクリックでAsanaのタスクに変換できます。電話での相談内容も、担当者が即座にタスクとして起票します。
これにより、全てのコミュニケーションが顧問先ごとのプロジェクト内に「タスク」として集約され、時系列で管理されます。担当者間で「あの件、誰が対応した?」「どこまで進んでいる?」といった確認が不要になり、複数担当者制でもスムーズな連携が可能です。対応漏れや二重対応といった、信頼を損なうミスを未然に防ぎます。
まとめ:DXで専門性を最大限に活かす。次世代の士業事務所へ

士業事務所のDXは、単なるペーパーレス化やITツールの導入ではありません。それは、業務プロセスを標準化し、属人化を解消することで、専門家である先生方が、本来注力すべき高度な判断やコンサルティングといった付加価値の高い業務に集中できる環境を創り出すことです。
Asanaは、日々の煩雑な案件管理や期日管理を体系化・自動化し、事務所の業務品質を安定させると同時に、過去の案件履歴を「生きたナレッジベース」として蓄積していきます。これにより、組織全体の能力を底上げし、持続可能な成長を実現する経営基盤を構築します。
「顧問先へのサービス品質をさらに高め、事務所の生産性を向上させたい」。そうお考えの皆様、ぜひ一度、1000人規模での自社導入・運用で培った『実践知』と豊富な導入支援実績を持つ、双日テックイノベーションにご相談ください。貴事務所の特性に合わせた、最適なDXの進め方をご提案します。
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