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- チームの「生産性」は「見える化」から始まる!Asanaで実現する真のワークマネジメント
「全社的に『生産性向上』を掲げているが、何から手をつければいいか分からない」「残業時間は減らず、従業員の疲弊感は増すばかりだ」「最新のツールを導入してみたものの、結局は形骸化し、期待したほどの効果が出ていない」
経営層、部門長、プロジェクトマネージャーの皆様にとって、「生産性向上」は永遠の経営課題です。しかし、多くの企業がこの課題に対して決定的な解決策を見出せずにいます。その根本的な原因は、多くの場合、自分たちのチームや組織で「何が・どのように」行われているのかを、誰も正確に把握できていないという事実にあります。
本記事では、真の生産性向上は、全ての仕事の「見える化」から始まるという原則を提示します。そして、ワークマネジメントプラットフォーム「Asana」が、いかにして日々のタスクから組織全体の目標までを「見える化」し、それがいかにして生産性向上に直結するのか。そのメカニズムと、その先にある「真のワークマネジメント」の姿を解説します。
目次
なぜ、あなたの組織の生産性は上がらないのか?「見えない仕事」という名の病
多くの組織は、目には見えない非効率性、すなわち「見えない仕事」という病に蝕まれています。これは、メールの受信箱に埋もれた依頼、チャットで流れて消えていく決定事項、担当者の頭の中にしか存在しない業務プロセスといった形で、組織の至る所に潜んでいます。
この病が引き起こす症状は深刻です。
- 無駄な会議と報告業務の蔓延:仕事の進捗が「見えない」ため、関係者は互いの状況を把握するためだけに、頻繁な進捗確認会議を開かざるを得ません。資料作成や報告といった、価値を直接生み出さない「仕事のための仕事」に、従業員の貴重な時間が奪われていきます 。
- 手戻りと重複作業の頻発:誰が最新の情報を持っているのか、誰がどの作業に着手しているのかが「見えない」ため、古い情報に基づいて作業を進めてしまう「手戻り」や、他のメンバーが既に行った作業を繰り返してしまう「重複作業」が頻繁に発生します 。
- リソース配分のミスマッチと燃え尽き:誰がどれだけの仕事を抱えているのかが「見えない」ため、特定の優秀なメンバーに業務が集中し、燃え尽き(バーンアウト)を招きます。一方で、他のメンバーは手持ち無沙汰になっているかもしれません。
Asanaが実現する「3階層の見える化」
Asanaは、これらの「見えない仕事」を根絶し、組織のあらゆる活動を3つの階層で「見える化」します。
階層1:日々の「タスク」の見える化
全ての仕事の基本単位は「タスク」です。Asanaでは、どんなに小さな作業でも、「誰が」「何を」「いつまでに」行うのかが明確なタスクとして登録されます。これにより、「言った・言わない」の曖昧さがなくなり、個々の業務に対する責任の所在が明確になります。これが、チームの生産性向上のための最も基本的な第一歩です。
階層2:複数のタスクが連動する「プロジェクト」の見える化
個々のタスクは、「プロジェクト」という文脈の中で繋がっています。Asanaは、これらのタスク群を、業務の特性に応じて「リスト」「ボード」「タイムライン(ガントチャート)」「カレンダー」といった多彩なビューで可視化します。特に、タスク間の依存関係を設定できる「タイムライン」ビューは、一つの作業の遅れがプロジェクト全体にどのような影響を及ぼすかを一目瞭然にします。これにより、マネージャーはプロアクティブにボトルネックを特定し、先手を打って対策を講じることが可能になります。
階層3:全社の「目標(ゴール)」と仕事の繋がりの見える化
そして、最も重要なのが、日々の業務と組織全体の戦略的な「目標(ゴール)」との繋がりを可視化することです。Asanaの「ゴール」機能は、会社のミッションや年度目標(OKRなど)をトップに据え、それが各部門のプロジェクト、そして現場のタスクにまで、どのように連携しているかをピラミッド構造で示します。従業員は、自分の日々の仕事が、会社の大きな目標達成にどう貢献しているのかを常に意識できます。この「仕事の意味」の可視化が、エンゲージメントとモチベーションを飛躍的に高めるのです。
「見える化」の先にある「真のワークマネジメント」とは
多くの人が「タスク管理」や「プロジェクト管理」という言葉を耳にしたことがあるでしょう。しかし、Asanaが提唱する「ワークマネジメント」は、それらの上位概念です。
- タスク管理:個人のToDoリストや備忘録としての管理。
- プロジェクト管理:始まりと終わりがある特定のプロジェクトを、計画通りに進めるための管理。
- ワークマネジメント:プロジェクトだけでなく、部門をまたいだ継続的な業務プロセスや、組織全体の戦略的目標まで、組織における“あらゆる仕事”をオーケストレーション(調和・連携)させるための、包括的なアプローチ 。
Asanaは、前述の「3階層の見える化」を実現することで、この「真のワークマネジメント」を可能にする中核的なプラットフォームです。仕事が可視化されることで初めて、組織はデータに基づいたワークフローの最適化や、戦略的なリソース配分を行うことができるようになるのです。
まとめ:生産性向上への道は、まず「知る」ことから
生産性の向上は、精神論や個人の頑張りだけでは達成できません。それは、組織の仕事の流れを正確に「見える化」し、どこにボトルネックや無駄が存在するのかを客観的に把握することから始まります。
Asanaは、日々の細かなタスクから全社的な戦略目標まで、組織のあらゆる仕事を透明化します。この「見える化」こそが、部門間の連携を促進し、無駄な業務を削減し、従業員一人ひとりが自身の貢献を実感できる、生産性の高い組織文化を育むための土台となるのです。
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