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2025.09.09
【営業マネージャー向け】Asanaでチームの「売上目標」を達成!パイプライン管理と進捗可視化の極意

「四半期末が近づくたびに、売上目標達成へのプレッシャーで胃が痛くなる」「チームメンバーの案件進捗が不透明で、的確なアドバイスができない」「週次の進捗確認会議だけで半日が終わってしまう」
営業マネージャー、営業部長の皆様は、このような課題に日々直面しているのではないでしょうか。売上という明確な結果を求められる営業組織において、目標達成は至上命題です。しかし、個々の営業担当者が抱える案件の状況をリアルタイムで正確に把握し、先手を打って課題を解決に導くことは、従来の管理手法では極めて困難でした。
本記事では、その解決策として、ワークマネジメントプラットフォーム「Asana」を活用し、営業チームの生産性を最大化しながら売上目標達成を確実にするための、パイプライン管理と進捗可視化の極意を解説します。CRMが「顧客情報」を管理するツールなら、Asanaは「営業活動そのもの」を管理し、成果へと導くための強力なエンジンとなります。
目次
なぜ営業チームの生産性は上がらないのか?「情報の分散」と「過剰な報連相」という根深い課題
Asana社が2022年に実施した「Anatomy of Work Global Index」調査(n=10,624)によると、営業職は他職種と比較して1日あたり平均77分多く、仕事に関する情報を「探す」ことに費やしています。また、調査対象となった営業マネージャーの82%が「部下の進捗把握に過度の時間を費やしている」と回答しています。
私がAsana導入支援を行った企業でも、営業組織が抱える問題の根源は、突き詰めると2つの点に集約されることがわかりました。それは「情報の分散」と「過剰な報連相(ホウレンソウ)」です。
1. 情報の分散:探す時間で、売る時間を失う
ある案件に関する情報は、CRM、メール、チャットツール、個人のPC内のExcelファイルなど、様々な場所に散らばっています。営業担当者は、提案書を作成するたびに関連資料を探し回ったり、上司への報告のために複数のツールから情報を集計したりと、本来顧客に向き合うべき時間を「探す」という付加価値のない作業に奪われています。これでは、チーム全体の生産性が上がるはずもありません。
2. 過剰な報連相:会議のための会議、報告のための報告

マネージャーはチームの状況を把握するため、頻繁に進捗確認会議を開かざるを得ません。しかし、その会議のために各担当者は資料作成に追われ、会議では自分の報告が終われば手持ち無沙汰になる、といった非効率が発生しています。マネージャー自身も、レポートラインの確認や報告業務に追われ、本来注力すべきメンバーのコーチングや戦略立案といった本質的な業務に時間を割けていないのが実情です。「あれどうなってたっけ?」という確認のチャットやメールが飛び交い、担当者の集中を阻害することも日常茶飯事です。
Asanaで実現する「売れる」営業パイプラインの可視化
Asanaは、これらの課題を根本から解決し、営業活動のすべてを一つの場所で可視化・管理することを可能にします。
導入事例:SaaS製品を提供する某IT企業(従業員数約120名)
法人向けSaaS製品を提供する某IT企業(従業員数約120名)では、2021年にAsanaを営業部門(35名)に導入。その結果、以下の成果を達成しました:
- 案件管理工数:週あたり6.5時間/人の削減(2021年4月~9月の半年間で測定)
- 会議時間:週次ミーティングが平均120分から40分に短縮(63%削減)
- 売上予測精度:従来の78%から92%へ向上(四半期ごとの予測と実績の一致率)
- 受注率:前年同期比で23%向上(Asana導入による営業プロセスの標準化効果)
「これまで案件情報がCRMやスプレッドシート、メールなど複数のツールに散在し、営業マネージャーが正確な状況把握に苦労していました。Asana導入後は、すべての情報が一元化され、管理工数が大幅に削減。その分、メンバーへのコーチングや戦略立案に時間を使えるようになりました」(某IT企業 営業部長)
商談管理プロジェクト:すべての情報を一元化する案件データベース

まず、Asanaで「商談管理」プロジェクトを作成します。カンバン形式の「ボードビュー」を使えば、「新規リード」「アプローチ中」「提案中」「クロージング」「受注」「失注」といった営業フェーズを列として視覚的に管理できます。
個々の案件は一つの「タスク」として登録され、そのタスク内には、商談の背景、顧客の課題、提案資料、議事録、関連するメールやチャットでのやり取りなど、すべての情報が集約されます。これにより、担当者が変わった際の引き継ぎもスムーズに行え、「あの資料どこだっけ?」問題は完全に解消されます。
ポートフォリオ機能とダッシュボード:マネージャーの戦略的司令塔
個々の案件がタスクとして管理されたら、次はマネージャーの出番です。「ポートフォリオ機能」は、複数のプロジェクト(例えば、チームメンバー全員の商談管理プロジェクトや、製品別のパイプラインプロジェクト)を束ねて、パイプライン全体を鳥の目で俯瞰できる機能です。
- リアルタイム進捗把握:各案件の進捗ステータス(順調、リスクあり、遅延)や受注予定日、案件金額などが一覧で表示され、チーム全体の状況が一目瞭然になります。
- データに基づいた売上予測:「ダッシュボード機能」を活用すれば、パイプラインの合計金額、フェーズごとの案件数、平均成約期間などをグラフで自動集計。これにより、精度の高い売上予測を立て、目標達成に向けた戦略的なリソース配分が可能になります。
これらの機能により、進捗確認のためだけの定例会議は不要になり、会議を行う場合でも「遅延しているこの案件の対策を練る」といった、より戦略的で価値のある議論に集中できます。

データに基づいた的確なコーチングと部門連携の高速化
Asanaによる可視化は、マネージャーの役割を「監視者」から「戦略的なコーチ」へと進化させます。
個々の担当者への的確な介入とサポート
ポートフォリオで「リスクあり」となっている案件を見つけたら、そのタスクをクリックするだけで、今までの経緯や課題をすぐに把握できます。担当者を呼び出して一から説明させる必要はありません。課題となっている点についてのみ、タスクへのコメント機能で的確なアドバイスを送ることが可能です。また、「ワークロード機能」により、各担当者のタスク量も可視化されるため、特定のメンバーへの業務集中を防ぎ、チーム全体のパフォーマンスを最適化できます。
営業支援部門とのスムーズな連携

営業活動は、技術部門やマーケティング部門、法務部門など、他部署のサポートなしには成り立ちません。例えば、営業担当者が「ROI試算依頼」というタスクを作成し、そのタスクを自身の「商談管理プロジェクト」と「営業支援部門の依頼受付プロジェクト」の両方に所属させる(マルチホーム機能)ことができます。
これにより、営業支援部門は依頼内容の背景を案件タスクから即座に理解でき、作業に着手できます。マネージャーは、わざわざ他部署に進捗を確認しなくても、自身の管理画面上で依頼のステータスを把握できるため、部門間の連携が劇的にスムーズになります。
Asana AIによる受注・失注分析で未来の成果を最大化する
さらに、Asanaの進化は止まりません。新たに搭載された「Asana Intelligence」を活用することで、営業活動は次のステージへと進みます。
各案件タスクに、「失注理由」「競合企業」「業種」といったカスタムフィールドを設定し、データを蓄積します。これにより、Asana AIはこれらのデータを横断的に分析し、これまで見えなかったインサイトを提供します。
- 受注分析(Win Analysis):「IT業界向けの案件では、導入事例を提示した場合の受注率が30%高い」といった、成功パターンの発見を支援します。
- 失注分析(Loss Analysis):「競合A社に対しては、価格面での失注が6割を占める」「初回接触から提案までの期間が2週間を超えると失注率が倍増する」など、敗因をデータで特定します。

これらのAIによる分析結果は、営業戦略やトークスクリプトの改善、そして個々のメンバーへのより的確なコーチングを可能にし、チーム全体の受注率を科学的に向上させます。
私の失敗経験から学んだ、Asana導入の”落とし穴”と成功の秘訣
過去3年間で20社以上のAsana導入支援を行う中で、特に営業組織に特化した重要な洞察が得られました。以下に、典型的な失敗パターンと、それを回避するための秘訣をお伝えします。
失敗例1:CRMとの二重管理
ある不動産テック企業では、既存のCRMとAsanaの両方に同じ情報を入力する運用にしたところ、入力業務が倍増して定着に失敗しました。
成功の秘訣:CRMとAsanaの役割分担を明確化することが重要です。私たちの推奨モデルでは、CRMには顧客属性データや受注額などの「結果データ」を集約し、Asanaには商談のアクション計画や進捗状況といった「プロセスデータ」を集約します。当社開発の「CRMコネクター」を使えば、Asanaの案件情報がCRMに自動連携され、二重入力が不要になります。
失敗例2:営業プロセスの未整理
ある製造業の営業部門では、Asanaのカスタムフィールドを作りこみすぎた結果、「必須項目が多すぎて入力に時間がかかる」という不満が発生し、利用率が低下しました。
成功の秘訣:Asana導入前に「営業DXワークショップ」を実施し、真に必要な情報と不要な情報を峻別します。私たちが開発した「MVP(Minimum Viable Process)手法」では、初期段階では最小限の必須項目(案件名・金額・フェーズ・次のアクション)のみに絞り、定着後に段階的に項目を追加していきます。ある人材サービス企業では、この方法で2週間での定着に成功しました。
業種別・Asana活用の独自ノウハウ
業種によって営業プロセスは大きく異なります。以下は、私たちが支援した業種別の最適なAsana設計例です:
- IT・SaaS企業:フリーミアムモデルの場合、「トライアル」と「アップセル」の2つの別プロジェクトを作成し、顧客ステータスに応じて適切なフォローが行えるよう設計
- 製造業:長期にわたる受注プロセスを管理するため、「大型案件レビュー会議」タスクを自動生成し、経営層を含めた定期的な検討の場を確保
- 不動産・建設:物件情報と顧客情報を紐づけるカスタムフィールドを設計し、物件の販売状況と顧客のニーズをマッチング
まとめ:Asanaで実現する営業マネジメントの3つの進化
1. 情報の一元化と透明性の確保
すべての案件情報と営業活動がAsanaに集約され、チーム全体が同じ情報を共有。週次会議が平均63%短縮され、報告のための仕事が激減。
2. データに基づくプロアクティブなマネジメント
リアルタイムの進捗状況把握により、問題が深刻化する前に介入可能。パイプラインの精度が平均85%以上に向上し、突然の失注や予測外れが減少。
3. 部門横断的な協力体制の構築
営業支援部門との連携がスムーズになり、見積・提案資料の作成リードタイムが42%短縮。顧客対応のスピードが向上し、成約率アップに貢献。
Asana営業DX導入支援サービス
双日テックイノベーションでは、営業組織特化型のAsana導入支援を提供しています:
- 23社750名以上の導入実績に基づく、業種別ベストプラクティス
- CRMとの連携設計・実装サポート
- 営業プロセス標準化ワークショップ
- マネージャー向けダッシュボード設計
- 営業メンバー向け定着化トレーニング
まずは無料相談で、貴社の課題に合わせたAsana活用法をご提案します。
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