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- 【金融業界の人事部門】Asanaで「人材育成」プログラムを可視化!研修進捗と効果測定を効率的に
「新任管理職研修やコンプライアンス研修など、複数のプログラムが同時進行し、誰が何を受講済みかExcelでの管理が限界」「研修後の効果測定がアンケート頼みで、実際の行動変容に繋がっているか不明確」「経営層から人的資本経営の観点で、人材育成投資のROIを問われているが、具体的なデータを示せない」
金融業界の人事部門、人材開発担当の皆様にとって、これらは喫緊の課題ではないでしょうか。規制の高度化、FinTechの台頭、顧客ニーズの多様化など、金融業界を取り巻く環境が激変する中、「人材」こそが企業の競争優位性を左右する最も重要な資本です。しかし、その育成プロセス自体が非効率で、効果が可視化できていないというジレンマを多くの企業が抱えています。
本記事では、この課題を解決するための「人事DX」の一環として、ワークマネジメントプラットフォーム「Asana」を活用し、研修プログラムの管理を劇的に効率化し、その効果をデータで可視化するための具体的な手法を解説します。
目次
なぜ従来の研修管理は「やりっぱなし」に終わるのか

多くの金融機関で、情熱を持って人材育成に取り組んでいるにも関わらず、その活動が「やりっぱなし」に終わりがちなのはなぜでしょうか。その原因は、管理手法の限界にあります。
1. 複雑な研修計画と進捗の不透明性
階層別研修、資格取得支援、コンプライアンス研修など、金融機関の研修プログラムは多岐にわたります。これらのプログラムを、数百、数千人規模の従業員に対して展開する管理業務は膨大です。Excelの管理表では、誰がどの研修のどの段階にいるのかをリアルタイムで把握することは極めて困難であり、進捗は各担当者の頭の中にしか存在しない「属人化」した状態に陥りがちです。
2. コミュニケーションの分断と非効率な事務作業
研修の案内、事前課題の送付、出欠確認、アンケートの回収といった一連のコミュニケーションがメールで行われると、情報が分散し、担当者は大量の事務作業に追われます。「あの人への案内は送ったか」「フィードバックはいつまでに回収するか」といった確認作業は、本来注力すべき育成プログラムの企画や改善といった、より戦略的な業務の時間を奪っていきます。
3. 研修効果の測定が困難という最大の壁
研修後のアンケートで「満足度95%」という結果が出ても、それが本当に現場での行動変容や業績向上に繋がっているかを証明するのは難しい問題です。研修の成果と現場でのパフォーマンスが紐づいていないため、人材育成は「コスト」と見なされがちで、その戦略的な重要性を経営層に十分に伝えきれていないケースが少なくありません。
Asanaで構築する!体系的な人材育成プログラム管理術
Asanaは、これらの課題を解決し、人材育成の全プロセスを可視化・一元管理するための最適なプラットフォームです。
STEP 1: 「研修プログラムテンプレート」で計画を標準化・可視化する
まず、Asanaで主要な研修プログラムごとに「プロジェクトテンプレート」を作成します。これにより、研修運営の品質を標準化し、計画段階での抜け漏れを防ぎます。
- タイムラインビューの活用:「新入社員研修」「管理職候補者研修」といったプログラム全体のスケジュールを、タイムライン(ガントチャート)で可視化します。企画から実施、効果測定までの全フェーズと期間が一目瞭然になります。
- タスクの標準化:テンプレート内に「研修コンテンツの確定」「講師との打ち合わせ」「受講対象者のリストアップ」「案内メールの送信」「効果測定アンケートの作成」といった、運営に必要な全てのタスクをあらかじめ登録。これにより、誰が担当しても常に同じ手順で質の高い研修運営が可能になります。
STEP 2: 受講者一人ひとりの進捗をタスクで管理する
各研修プロジェクトの中で、受講者一人ひとりを「タスク」として登録します。そして、そのタスクの中に、履修すべきカリキュラムを「サブタスク」として設定します。
- 例:受講者「鈴木一郎さん」のタスク
- サブタスク1:事前課題の提出(期限:〇月〇日)
- サブタスク2:eラーニング講座Aの受講(期限:〇月〇日)
- サブタスク3:集合研修への参加
- サブタスク4:理解度テストの受験(期限:〇月〇日)
人事担当者は、プロジェクトのダッシュボードを見るだけで、全受講者の進捗状況をリアルタイムで把握でき、遅れている受講者に対して的確なフォローアップを行うことができます。
研修成果をデータ化し、「効果測定」を効率化する方法

Asanaの真価は、研修運営の効率化だけにとどまりません。研修の成果をデータとして蓄積し、「効果測定」を高度化することで、人的資本経営に貢献します。
カスタムフィールドによる成果のデータ化
受講者ごとのタスクに、研修成果を測定するための「カスタムフィールド」を追加します。
- 理解度テストスコア(数値):テストの結果を点数で入力。
- 受講後アンケート満足度(選択式):5段階評価などで入力。
- 現場での実践状況(上長評価)(選択式):研修から3ヶ月後、上長が「期待以上・期待通り・要改善」などで評価。この評価依頼タスクは、Asanaの自動化ルールで自動生成できます。
これらのデータは、Asanaの「ダッシュボード」機能で自動的にグラフ化されます。人事部門は、「どの研修プログラムが、現場での行動変容に最も繋がっているか」「どの部署の受講者が高い成果を上げているか」といったインサイトを、客観的なデータに基づいて得ることができます。
これにより、勘や経験に頼るのではなく、データに基づいた研修プログラムの改善サイクル(PDCA)を回すことが可能となり、人材育成投資のROIを最大化します。これはまさに、経営層が求める「人的資本経営」の実践そのものです。
まとめ:人材育成を「コスト」から「戦略的投資」へ

金融業界における競争が激化する中、体系的かつ効果的な人材育成は、企業の未来を創るための最も重要な戦略的投資です。「やりっぱなし」の研修管理から脱却し、プロセスを可視化し、その効果をデータで証明することが、人事部門には今、強く求められています。
Asanaは、研修運営の煩雑な事務作業を効率化するだけでなく、人材育成の成果を可視化し、企業の人的資本価値を最大化するための強力なパートナーとなります。
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