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2025.12.01
【建設業の企画・管理部門】Asanaで「複数プロジェクト」の進捗を一元管理!全社的ROI最大化

「A現場では人手が足りず工期が遅延しているのに、B現場では手待ちの時間が発生している」「各現場の進捗報告がExcelや日報ベースで、本社が全社の状況をリアルタイムで把握できない」「どのプロジェクトが本当に収益を上げているのか、どんぶり勘定になってしまっている」
建設会社の企画部門、管理部門、そして経営層の皆様は、複数の建設プロジェクトを同時に管理する上で、このような課題に日々直面しているのではないでしょうか。建設業は、長期にわたり、多額の資本と多くの専門人材を投下するビジネスです。企業の収益性を最大化するためには、個々のプロジェクトを成功させるだけでなく、全社的な視点からリソースを最適配分し、ポートフォリオ全体のROI(投資対効果)を高めていく経営判断が不可欠です。
本記事では、この高度な経営課題を解決するためのDXソリューションとして、ワークマネジメントプラットフォーム「Asana」をご紹介します。Asanaを活用し、複数の建設プロジェクトの進捗、リソース、そして収益性をいかにして一元的に可視化し、データに基づいた経営を実現するか、その具体的な手法を解説します。
目次
なぜ複数プロジェクト管理は混乱するのか?建設業特有の3つの課題
多くの建設会社が、プロジェクトが増えるほどに管理が複雑化し、非効率に陥ってしまうのには、業界特有の構造的な課題があります。
1. 現場と本社の「情報断絶」と進捗の不透明性
建設プロジェクトの主戦場は「現場」です。現場の進捗は、所長や担当者が作成する日報や週報、Excelの工程表などで管理され、それが本社に報告されます。しかし、このプロセスには必ずタイムラグが生じ、本社が見ている情報は常に「過去の姿」です。天候による遅延や、予期せぬトラブルといった現場のリアルタイムな状況が経営層にまで届かず、対応が後手に回ってしまいます。
2. 専門人材と重機の「リソース競合」
熟練の技術者や特殊な技能を持つ職人、そしてクレーンなどの重機は、企業にとって限られた貴重なリソースです。複数のプロジェクトを同時に進める中で、各現場がそれぞれの都合でこれらのリソースを確保しようとすると、部門間でリソースの奪い合い(競合)が発生します。全社的な視点での最適なリソース配分計画がなければ、ある現場では重要なリソースが不足して工事がストップし、別の現場では手待ちが発生するといった、大きな非効率とコスト増を招きます。
3. プロジェクトごとのROI把握の困難さ
最終的な会計上の収益は把握できても、進行中の各プロジェクトが、現時点で予算に対してどれくらいのコストを消化し、どれくらいの利益を見込めるのか、そのROIをリアルタイムで把握することは非常に困難です。これにより、不採算プロジェクトへの対策が遅れたり、次の入札案件に対する戦略的な判断を誤ったりするリスクが高まります。
Asanaで構築する「全社プロジェクト管理室(PMO)」
Asanaは、これらの課題を解決し、本社にいながらにして全社のプロジェクトをリアルタイムで管理・分析できる、いわば「デジタルな全社プロジェクト管理室(PMO)」を構築します。
STEP 1: 「ポートフォリオ」で全プロジェクトを鳥瞰し、健全性を一目で把握
まず、進行中の全ての建設プロジェクトをAsanaの「プロジェクト」として登録し、それらを「ポートフォリオ」機能で束ねます。ポートフォリオのダッシュボード画面では、各プロジェクトの基本情報が一列に並びます。
- プロジェクト名
- 進捗ステータス(順調、リスクあり、遅延)
- 工期のタイムライン
- 担当プロジェクトマネージャー
経営層や管理部門長は、この画面を見るだけで、どのプロジェクトが順調で、どのプロジェクトに問題が発生しているのかを一目で把握できます。問題の予兆を早期に発見し、ドリルダウンして詳細を確認するという、プロアクティブな管理が可能になります。
STEP 2: 「ワークロード」でリソースの最適配分を実現する
Asanaの「ワークロード」機能は、リソース競合問題を解決する強力なツールです。各プロジェクトのタスクに、必要な専門人材や重機を割り当てておくことで、全社横断で、誰が(どの機材が)いつ、どのくらいの期間、どのプロジェクトに従事するのかを可視化します。
これにより、特定の技術者に負荷が集中している状況や、複数のプロジェクトで同じ重機のスケジュールが重複しているといった問題を、計画段階で発見できます。マネージャーは、データに基づいて人員の再配置や工期の調整を行い、全社的なリソース稼働率を最大化することができます。
STEP 3: 「レポート」と「カスタムフィールド」でROIをリアルタイムに可視化
Asanaの真価は、進捗管理に留まりません。各プロジェクトに「契約金額」「実行予算」「実績コスト」といった数値型の「カスタムフィールド」を設定することで、財務的な健全性も可視化します。
Asanaの「レポート」機能は、これらのカスタムフィールドの値をポートフォリオ全体で自動集計し、グラフ化します。「プロジェクト別の利益率」や「予算超過プロジェクトの割合」といった重要な経営指標を、いつでもリアルタイムで確認できます。これにより、経営層はデータに基づいた客観的な視点で各プロジェクトのROIを評価し、より収益性の高い事業への戦略的な投資判断を下すことができます。
まとめ:データドリブンな経営が、建設業の未来を拓く
これからの建設業において、競争優位性を確立する鍵は、個々の現場の頑張りだけでなく、全社的な視点から限りある経営資源をいかに効率的に活用するかにかかっています。そのためには、経験や勘に頼った経営から脱却し、リアルタイムなデータを元に意思決定を行う「データドリブン経営」への移行が不可欠です。
Asanaは、現場から本社、そして経営層まで、全てのステークホルダーを「同じ情報」で繋ぎ、プロジェクトの進捗、リソース、ROIを完全に可視化します。それは、単なる業務効率化ツールではなく、企業の収益性を最大化するための、強力な経営基盤(業務のOS)となるのです。
「自社の複数プロジェクト管理を高度化し、全社的な収益性を向上させたい」。そうお考えの皆様、ぜひ一度、1000人規模での自社導入・運用で培った『実践知』と、建設業のような複雑なプロジェクト管理にも対応する「複合ソリューション提案力」を持つ、双日テックイノベーションにご相談ください。貴社のDX推進と経営改革を、力強くサポートいたします。

