
Zoom Phoneで選べるプランと価格 選び方も解説!
2023/02/13
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テレワークの普及やミーティングツールの一般化など、働き方を取り巻く環境は大きく変化しています。その中で、企業として用意すべき電話環境についても見直しが必要です。
そのような背景の中、テレワークの実現や電話環境にかかるコスト削減に有効であるZoom Phoneに注目が集まっています。Zoom Phoneには様々なプランが用意されており、利用規模や用途に応じて選択して利用することができます。うまくコスト削減を行うためには、自社の利用方法に合わせたプラン選択が必要です。
この記事では、Zoom Phoneにおいて選べるプランの特徴と、プランの選択例についてご紹介します。
目次
Zoom Phoneで選べるプラン
Zoom Phoneには、利用規模や利用形態に合わせて様々なプランが用意されています。具体的には、以下の各プランから選択して契約することができます。
- Proプラン:内線電話と外線発信が利用できる、最も基本的なプラン。
- Japan Regionalプラン:050番号が付与されるプラン。従量制・定額制から選択できる。
- Global Selectプラン:050番号に加えて、03や06などの地域番号も選択できるプラン。同様に、従量制・定額制から選択できる。
- Common Area:固定電話向けプラン。機能に制約があるものの、他のプランより安価に利用できる。
その他、オプションとして以下のように追加の電話番号や無制限の国際通話などを契約することもできます。
- 追加電話番号:電話番号を追加できるオプション
- Unlimited International Calling Plan Add-On:国際電話を無制限に利用できるオプション
- Zoom Phone Powerpack:コールセンターやヘルプデスク向けに、管理機能を追加するオプション
各プランの特徴
各プランにはどのような特徴があるのでしょうか。以下では、それぞれのプランの特徴や料金について紹介します。
※この記事は、2023年1月時点の情報を基に作成しているものです。最新の料金については、当社へお問い合わせをお願いします。
Proプラン
Proプランは内線電話と外線発信が利用できる、最も基本的なプランです。電話番号の付与はされないものの、ボイスメールや転送・保留、3者通話、Zoom Meetingsとの連動など、その他の機能は他の上位プランと同様に利用することができます。
Proプランでは代表電話番号を共有して外線発信ができますので、バックオフィス部門など、社外への架電が少ない利用形態においては、Proプランで十分に対応できます。
Proプランは13,000円/年/ユーザーで利用することができます。
Japan Regionalプラン
Japan Regionalプランを契約することで、上述したProプランで利用できる機能に加えて、050番号が付与されます。営業担当者など、社外への架電が多い場合はJapan Regionalプランの契約がおすすめとなります。
Japan Regionalでは、日本国内の発信を無制限に実施できる「定額制」プランと、通話時間に応じて課金される「従量制」の2プランから選択できます。家電の頻度や時間により、コストメリットがあるプランを選択するとよいでしょう。
なお、Japan Regionalプランで国内通話無制限とする場合、価格は 24,300円/年/ユーザー となります。
Global Selectプラン
Global Selectプランでは、050番号に加えて、03・06などの地域番号である0ABJ番号も選択できます。地域番号は一般的に信用度が高い電話番号であり、受電側に安心感を与えやすいというメリットがあります。また、地域に根差したビジネスを実施している企業においては、地域番号を利用したいというニーズもあるでしょう。
Global Selectプランでは、Japan Regionalプランと同様に日本国内の発信を無制限に実施できる「定額制」プランと、通話時間に応じて課金される「従量制」のプランから選択可能です。
なお、Global Selectプランで国内通話無制限とする場合、価格は 32,400円/年/ユーザー となります。
Common Areaプラン
Common Areaプランは、固定電話向けの契約プランです。利用できる機能に制約はあるものの、他のプランよりも安く利用することができる点がメリットといえます。
テレワークが一般化したとはいえ、オフィス内に設置する固定電話は今でも利用ニーズがあるのではないでしょうか。固定電話を設定する場合は、Common Areaプランを利用することでコスト削減が可能です。
Common Areaプランは、6,500円/年 で利用することができます。
Unlimited International Calling Plan Add-On
国際電話を頻繁に行う場合は、Unlimited International Calling Plan Add-Onの利用がおすすめです。Unlimited International Calling Plan Add-Onは上述したJapan RegionalプランもしくはGlobal Selectプランを定額制で契約している場合に追加できるオプションです。
Unlimited International Calling Plan Add-Onを追加契約することで、以下の18ヶ国に対して無制限で国際電話を行うことができます。
<対象国>
アメリカ、カナダ、イギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、オーストリア、デンマーク、フランス、ドイツ、イタリア、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、ベルギー、オランダ、スイス、プエルトリコ
Unlimited International Calling Plan Add-Onは基本料金に加え、16,200円/年 から利用することができます。
各プランの比較表
以下では、表形式で各プランの機能比較を行います。
上述のとおり、「Proプラン」「Japan Regionalプラン」「Global Selectプラン」においては機能面の差はなく、付与される電話番号に違いがあります。Common Areaプランにおいては、固定電話向けに機能が限定されているため、モバイル・PC利用やボイスメール機能などが利用できない点に注意が必要です。
|
Proプラン |
Japan Regional |
Global Select |
Common Area |
料金(1ユーザー当たり年間費用) |
13,000円 |
24,300円 (無制限プランの場合) |
32,400円 (無制限プランの場合) |
6,500円 |
付与される |
なし |
050番号 |
0ABJ番号 |
なし |
Zoom Meeting |
〇 |
〇 |
〇 |
× |
内線通話 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
外線通話 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
ボイスメール |
〇 |
〇 |
〇 |
× |
モバイル・PC |
〇 |
〇 |
〇 |
× |
保留・順次転送・ |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
3者通話 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
取次転送された |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
自動転送された |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
固定IP電話機の |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
呼び出しキュー |
〇 |
〇 |
〇 |
× |
共有 |
〇 |
〇 |
〇 |
× |
自動応答 |
〇 |
〇 |
〇 |
× |
モニタリング・ |
〇 |
〇 |
〇 |
× |
ホットデスキング |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
通話録音 |
〇 |
〇 |
〇 |
× |
パーク保留 |
〇 |
〇 |
〇 |
× |
外線通話 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
プランの選び方例
それでは、これらのプランからどのように自社に最適なプランを選べばよいのでしょうか。以下では、Zoom Phoneのプランの選び方について紹介します。
なお、Zoom Phoneでは従来の電話番号を継続利用できる「BYOC構成」とZoomから付与された電話番号を利用できる「Native構成」の2つの構成から選択することができますが、ここではNative構成におけるプラン選択について紹介します。BYOC構成についてはお客さまの環境によって見積金額が異なるため、詳細はお問い合わせをお願いします。
架電が多いメンバーに電話番号を付与するケース
営業部門など架電の多いチームにおいては、一人ひとりのユーザーに対して電話番号を付与したいニーズがあるのではないでしょうか。このような場合は、Japan Regionalプランをユーザー分契約します。これにより、各ユーザーに電話番号が与えられるため、電話取次業務が発生しなくなり、効率的に電話対応を行えるようになります。
また特に架電が多い場合は、定額制プランを選択することでコストの削減も可能となります。
なお、コールセンターや受付業務、ヘルプデスク対応などを行う場合は、オプションである「Zoom Phone PowerPack」の利用がおすすめです。PowerPackを追加契約することで、利用状況のリアルタイム把握機能や、架電・転送などを簡略的に実施できる機能、呼び出しキューの分析機能など、コールセンターなどの業務に有効な各種機能が提供されます。
PowerPackの詳細については、当社までお問合せください。
代表番号をメンバーで共有するケース
一方で、管理部門や事務職など架電が少ない場合は、必ずしも各メンバーに電話番号を付与する必要はありません。代表番号をメンバーで共有し利用することで、コストの削減が可能となります。
代表番号を共有する場合は、Japan Regionalプランを1ライセンス契約し、残りのユーザー分をProプランとします。これにより、Japan Regionalプランで払い出された電話番号を全員で共有することができます。
架電の頻度が多くないケース
Japan RegionalプランやGlobal Selectプランにおいては、定額制・従量制からプランを選択できます。家電の頻度が高くない場合は、従量制の選択がおすすめです。Zoom Phoneの従量制プランにおける通話料は比較的安く設定されています。詳細については、以下のリンクをご覧ください。
Zoom社「Zoom Phoneの国際通話料金とSMS料金」
https://www.zoom.us/billing/pbx/rates
なお、Zoom Phoneにおける従量制のプランとして、「従量課金制」のほかに「月額コミット」というものが存在します。こちらは、一定の通話利用をコミットする代わりに、料金の割引を行うプランとなっています。ただし、月額コミットについては当社を含む代理店経由では利用できないプランとなっていますので、ご注意ください。
まとめ
この記事では、Zoom Phoneの料金プランについてご紹介しました。Zoom Phoneは利用規模や利用方法に応じてうまくコストを削減できるように、様々なプランが用意されています。うまくプランを組みあわせて、最小限の契約内容とすることで、自社の電話コストを改善することができるでしょう。
当社はZoomが日本に進出する前から国内で販売を行っている、数少ないZoomの一次代理店として、これまで多くの企業へZoomのご提供を実施してまいりました。ライセンスをご購入いただくことで、サポート満足度97%の業界最高峰サポートも無償で利用できます。Zoom Phoneの導入についても、ぜひ当社にお任せください。
Zoom Phoneの導入をご検討されている方は、こちらの問い合わせフォームからご連絡ください。
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