
Microsoft Teamsを使っている組織が、あえてZoom Phoneを連携させるべき3つの理由
2025/08/29
目次
はじめに:Teamsは万能ではない?多くの企業が抱える「電話」の課題
「Microsoft Teams」は、多くの企業で導入され、チャット、ビデオ会議、ファイル共有といったコラボレーションの中核ツールとして、今やビジネスに不可欠な存在となっています。特にMicrosoft 365のライセンスに含まれていることもあり、全社展開されている組織も少なくないでしょう。
Teamsには電話機能「Teams Phone」も搭載されており、「これ一つで全てのコミュニケーションが完結する」と考えられているかもしれません。しかし、実際に利用されている情報システムご担当者様やDX推進担当者様の中には、このような”隠れた”課題を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
- 「Teams Phoneの音質や安定性に不満がある。重要なビジネス通話で不安を感じる…」
- 「基本的な電話機能は使えるが、日本のビジネス慣習に合わない、あるいは機能が物足りない…」
- 「海外拠点との電話連携や、グローバルな電話番号管理が複雑で、運用コストがかかる…」
- 「Teamsアプリは便利だが、電話だけは使いにくいと感じる従業員がいる…」
Teamsは素晴らしいコラボレーションツールですが、こと「電話」に関しては、専門の電話システムと比較すると、機能面や安定性、グローバル対応力で物足りなさを感じるケースが少なくありません。では、Teamsの利便性はそのままに、電話機能だけを強化するにはどうすれば良いのでしょうか?
本記事では、「Teamsを捨てる」のではなく、「Teamsの優れたコラボレーション機能」と「Zoom Phoneの優れた電話機能」を”いいとこ取り”する「連携」という、新たな選択肢を提案します。Microsoft Teamsを既に利用している企業様が、あえてZoom Phoneを連携させるべき3つの理由を、具体的なメリットを交えながら徹底解説します。私たち双日テックイノベーション自身も、Teamsアプリ内でZoom Phoneを連携利用し、その効果を日々実感しています。自社での導入経験に基づいた、より実践的な知見もお伝えします。
第1章:なぜ、Teamsの電話機能だけでは「物足りない」のか?
Microsoft Teamsは、日々の業務におけるチームコラボレーションを劇的に向上させました。しかし、「音声通話」の領域においては、企業の複雑なニーズに応えきれない場合があります。
Teams Phoneのメリットと限界
Teams Phoneは、Microsoft 365環境との統合性という点で大きなメリットを持ちます。すでにTeamsを利用している企業にとっては、追加の学習コストが低く、チャットや会議と同じインターフェースで電話ができるのは魅力です。
しかし、以下のような点で限界を感じるケースが報告されています。
- 品質の不安定さ: ネットワーク環境に大きく左右され、低帯域や高パケットロスが発生する場合、重要なビジネス通話で音声の途切れや遅延が発生するリスクがあります。
- ライセンスの柔軟な選択: Teams Phoneでは、電話機能を利用したい場合全ユーザーへの割り当てが必要になるため全体費用が高額になりやすい傾向があります。
- サービスの安定稼働とBCP: 障害によりサービスダウンが起きると、メール、チャット、電話などコミュニケーションツールが全て利用できなくなる可能性があります。
これらは、企業の重要なビジネスコミュニケーションに影響を与え、結果的に生産性や顧客体験の低下を招く可能性を秘めています。
第2章:”いいとこ取り”戦略!TeamsとZoom Phoneを連携させる3つの理由
Microsoft Teamsのメリットを活かしつつ、電話機能の課題を解決する最適なアプローチが、Zoom Phoneとの連携です。この「共存・連携」戦略により、貴社は両サービスの強みを最大限に引き出すことができます。
理由①:高品質で安定した電話機能の実現
Zoomは、世界中で何十億分ものビデオ会議を支えてきた、音声・映像技術のプロフェッショナルです。その高い技術力と実績は、Zoom Phoneの通話品質と安定性にも直結しています。ネットワーク状態に合わせて帯域使用量を調整し、低帯域、高パケットロスでも一定の通話品質を維持できます。
- クリアで途切れない音声: Zoom Phoneは、ビデオ会議で培われた帯域幅最適化技術やパケットロス補償技術により、非常にクリアで安定した音声通話を実現します。重要な商談や顧客対応において、ストレスのないコミュニケーションが可能です。私たち自身も、このクリアな通話品質は日々の業務で非常に役立っており、Teamsとの連携によって、チャットや会議のフローを妨げずに高品質な電話が利用できています。
- 強靭なインフラ: 世界中に分散配置されたZoomのデータセンターと冗長化されたネットワークは、万が一の障害時にもサービス継続を可能にし、ビジネス電話における高い可用性を提供します。日本でも東京・大阪のデータセンターで冗長構成を組んでいます。
- 高い可用性: Zoomはサービスの稼働率を公開しています。過去365日間の稼働率は99%を超えています。(2025年8月時点)https://uptime.zoom.us
Teamsでコラボレーションを、Zoom Phoneで高品質な通話を、と役割分担することで、それぞれの得意分野を活かした最適なコミュニケーション環境を構築できます。
理由②:グローバル対応力の強化とコスト最適化
グローバル展開する企業にとって、海外拠点とのコミュニケーションは不可欠です。Zoom Phoneは、そのグローバル対応力においてTeams Phoneを凌駕するメリットを提供します。
- 国際電話コストの大幅削減: 海外拠点間や海外の取引先との通話を、Zoom Phoneの内線扱いやインターネット回線経由にすることで、高額な国際電話料金を劇的に削減できます。これは、グローバル企業の通信コスト最適化に大きく貢献します。
- 統一されたグローバル管理: 各国の電話番号やユーザー、設定を一元的に管理できるため、複雑な運用管理の負担を軽減し、IT管理者の業務効率を向上させます。
- 柔軟なライセンス体系Zoom Phoneは、内線のみのユーザーに対して、Zoom Phoneの無償ライセンスを割り当てることが可能です。課金対象となるのは外線の発着信を行うユーザーのみとなるため、ライセンスのコストを削減し電話環境を構築することができます。
複数の国に拠点を持ち、国際的な電話コミュニケーションが頻繁に発生する企業にとって、Zoom Phoneは不可欠なソリューションとなるでしょう。またコスト削減をしたい企業にとっても大きな選択肢となります。
理由③:Teamsアプリ内からシームレスな発信を実現
「Teamsの便利さは維持したい」というニーズに対し、Zoom Phoneは「Zoomアプリ for Microsoft Teams」を提供しています。(参照:Zoom App for Microsoft Teams)
このTeamsアプリ連携により、ユーザーはTeamsアプリを閉じることなく、Teamsのインターフェースから直接Zoom Phoneを利用して電話をかけることが可能になります。具体的には、以下のようなシームレスな体験を実現します。
- Teamsの連絡先からの発信: Teamsに登録されている連絡先や通話履歴から、Zoom Phoneを使って直接発信できます。これにより、電話番号をコピー&ペーストする手間や、別のアプリに切り替える手間が省けます。
- 統合されたユーザー体験: ユーザーはTeamsのチャットや会議を中断することなく、Teamsアプリ内で電話を完結できるため、アプリケーション間の切り替えの手間がなく、業務フローがスムーズになります。私たち双日テックイノベーションの従業員も、Teamsアプリ内のZoom Phoneアイコンからワンクリックで電話をかけるなど、このシームレスな連携により、Teamsをハブとした効率的なコミュニケーションを日々実現しています。
- Teams側の機能との共存: Teamsの通話機能とZoom Phoneが並行して利用できるため、利用シーンや相手に応じて最適な通話方法を柔軟に選択できます。例えば、社内コラボレーションはTeams通話、対外的なビジネス通話はZoom Phoneといった使い分けが可能です。
このTeamsアプリ連携は、従業員の利便性を飛躍的に向上させると同時に、IT管理者の運用負担も軽減します。ユーザーは「どの電話機能を使うべきか」を強く意識することなく、Teamsという使い慣れたプラットフォームから最適な通話手段を選択できるようになるのです。
第3章:高度なTeams連携を実現する!双日テックイノベーションの強み
Microsoft TeamsとZoom Phoneの連携は、貴社のコミュニケーション環境を次世代へと進化させる強力な手段です。このアプリ連携を円滑に実現するには、確かな技術力と豊富な実績を持つパートナーの存在が不可欠です。
Teamsアプリ連携における豊富な知見と自社実践
私たち双日テックイノベーションは、Teamsアプリ上でのZoom Phone利用に関する深い専門知識と豊富な実装経験を持っています。貴社の既存のTeams環境を詳細に分析し、Zoom Phoneとの最適なアプリ連携アーキテクチャを設計します。
- 自社での成功体験: 私たち双日テックイノベーションは、Microsoft TeamsとZoom Phoneのアプリ連携を大規模に導入し、日々の業務で活用しています。この実体験を通じて、お客様が直面する可能性のある設定上の課題、利用定着のためのコツ、最適な運用方法などを深く理解しており、机上の空論ではない実践的なアドバイスが可能です。
- 複雑な設定の最適化: Teamsのポリシー設定、Zoom Phoneのユーザー割り当て、通話ルート設定など、多岐にわたる設定を貴社の環境に合わせてきめ細かく調整します。
- 既存システムとの統合: 貴社が既に利用しているActive Directoryや認証システムとの連携も考慮し、シームレスなユーザー管理とシングルサインオン(SSO)環境の実現を支援します。
豊富な導入実績とワンストップサポート
私たちは、Zoomの国内トップクラスの販売代理店として、様々な業種・規模の企業様へのZoom Phone導入を成功させてきました。特に、Microsoft Teamsとの連携を希望されるお客様に対しても、具体的な実績を多数有しています。
- 現状分析から設計、導入、運用まで一貫:
貴社の現在のTeams利用状況、電話環境、そして目指すコミュニケーション像を丁寧にヒアリングし、最適な連携ソリューションを提案。設計から導入工事(最小限の)、システム設定、従業員トレーニング、そして導入後の運用サポートまで、すべてをワンストップで提供します。 - トラブルシューティングと安定稼働支援:
連携環境は複雑になりがちですが、私たちは万が一のトラブル発生時にも迅速に対応し、貴社のビジネスコミュニケーションが停止することなく安定稼働できるよう、継続的にサポートします。
貴社が「Teamsの良さは活かしつつ、電話機能の課題を解決したい」とお考えであれば、双日テックイノベーションが最適なパートナーです。私たちは、貴社のデジタル変革を、技術力と実績、そして自社実践による生きたノウハウで強力に推進します。
まとめ:TeamsとZoom Phoneの「共存」で、次世代のコミュニケーション環境を構築
Microsoft Teamsは、現代のビジネスに不可欠なコラボレーションツールですが、その電話機能には、音質、機能、グローバル対応といった点で限界を感じる企業も少なくありません。このような状況において、Teamsを捨て去るのではなく、「Teamsの優れたコラボレーション機能」と「Zoom Phoneの高品質な電話機能」をTeamsアプリ内で連携させる「共存戦略」こそが、次世代のコミュニケーション環境を構築する最適な解となります。
Zoom Phoneとのアプリ連携は、「餅は餅屋」の高品質な通話、グローバル対応力の強化、そしてTeamsアプリ内からのシームレスな発信という3つの大きなメリットをもたらします。これにより、従業員の生産性向上、海外拠点との連携強化、そして顧客体験の最適化を実現し、貴社の競争力を高めることができます。
私たち双日テックイノベーションは、このTeamsアプリ上でのZoom Phone連携に関する深い専門知識と豊富な実績を持つだけでなく、自社でもこの連携を実践し、その有効性を日々確認しています。お客様の疑問や不安に、より実践的な視点でお応えできるパートナーです。貴社の現在の環境を最大限に活かし、スムーズで確実な移行を実現するための最適なソリューションを提供いたします。
Teamsの導入を検討している企業様も、すでに利用している企業様も、電話機能に関する課題をお持ちでしたら、ぜひ一度私たちにご相談ください。貴社のビジネスに最適な「UCaaS(Unified Communications as a Service)の組み合わせ」を共に見つけ出し、最高のコミュニケーション環境を構築しましょう。