
Zoom Phoneとamptalkでインサイドセールスの成果を高める方法とは?
2024/07/12
日々、多くの見込み顧客へアプローチするインサイドセールスのご担当者の方にとって、業務の効率化や生産性向上は目下の課題となっているのではないでしょうか。業務の効率化・生産性向上のためのアプローチは様々ですが、本記事では特にクラウドPBXである「Zoom Phone」と商談内容の分析・可視化ツールである「amptalk」を活用した、インサイドセールス業務の効率化についてご紹介します。インサイドセールスの業務に苦労されている方や、既にMiiTelやBiztelなどの通話解析ツール・クラウドPBXをご利用されている方に向けた内容となっておりますので、ぜひご一読ください。
目次
現代のインサイドセールスの課題
主に電話やオンラインミーティングなどで営業活動を行うインサイドセールスにおいては、商品・サービスに対して興味の浅い見込み顧客層に対して長期的なコミュニケーションをとり、商談の成立を目指すことになります。目標達成に向けて多数の見込み顧客に対して会話を行う中、業務の効率化や生産性の向上に課題を感じている方も多いのではないでしょうか?
以下では、よくあるインサイドセールスの課題についてご紹介します。
商談内容の記入に時間がかかる
多くの企業では、今後のリードナーチャリングへの活用や商談の進捗管理のために、見込み顧客との商談結果を蓄積・共有しているのではないでしょうか。商談結果の蓄積と共有は重要である一方で、作業負荷は高いものでもあります。特にインサイドセールスにおいては一人当たりの対応件数が多く、件数が多ければ多いほど架電後のSFAへの入力に時間が取られます。また、企業情報やアクション履歴など事前調査も必要です。その他にも、顧客対応以外の業務時間も確保しなければなりません。
「各種SFAツールへの入力や報告書の作成などに毎日苦労している」という方も多いのではないでしょうか。
情報をうまく共有できていない
せっかく収集した見込み顧客の情報も、うまく活用できなければ意味がありません。インサイドセールスのチーム内での共有はもちろん、商談をフィールドセールスへと引き継ぐ場合は他部門との情報連携も重要です。
特に部門間連携となるフィールドセールスとの情報連携においては「正確な情報を連携できずに契約時にトラブルとなった」といった課題が発生しがちです。
「入力件数が多いことから伝えやすさを重視して記録する時間が無い」といった状況もある一方で、録音や録画をそのまま共有する方法では要点を伝えられません。フィールドセールスの方も、全ての記録を見る時間を確保しにくい状況にあります。よって、トーク内容の要約や必要な情報をパッと見てわかるようにする必要があります。
各個人に合わせたスキルアップ
インサイドセールスのチーム内では、どうしても担当者の方によってスキルにばらつきが生じます。また、新たにメンバーに加わった方に対しては、できるだけ早く戦力として活躍してもらえるように、オンボーディングの取り組みも必要です。一方で、各個人に合わせたきめ細やかなスキルアップの取り組みまではできていないという企業も多いのではないでしょうか。
課題の主な解決策
このような課題を解決し、インサイドセールスの成果を高めていくためには、たとえば以下のような解決策が考えられます。
- 利用するPBXやCTIを変更し、録音機能や自動発信機能など、業務の効率化に役立つ仕組みを利用する。
- PBX、CTIと通話内容解析ツールとを連携し、商談内容の自動収集を行う。
- 成功している商談を可視化し、チーム内で共有する。
- モチベーション維持のためのサポートを強化する。
これらの取り組みを実現するために有効なのが、Zoom Phoneとamptalkの組み合わせです。以下では、Zoom Phoneとamptalkの各ツールの概要と、両者を活用したインサイドセールス業務のイメージをご紹介します。
Zoom Phoneとamptalkとは
Zoom Phoneとは
Zoom Phoneとは、ミーティングツールで知られるZoom社が提供する企業向けのクラウド型電話サービスです。世界1万社以上に導入されており、多数存在するクラウド型電話サービスの中でも最も勢いがある製品といえます。
Zoom PhoneはミーティングツールであるZoomをベースとしており、使い慣れたZoomのアプリから電話をかけたり、電話からWeb会議へシームレスに移行したりすることができます。
Zoom Phoneのメリットはそれだけではありません。Zoom Phoneのプラットフォームはグローバルに分散・冗長化されており、障害に強く高い信頼性を誇ります。独自のテクノロジーにより最大40%程度のパケットロスがあってもアプリケーションレベルで通話品質を維持するなど、通話品質の面も優れています。また、定額制のプランなど利用したい機能に応じて多様なプランが用意されており、ニーズに合わせた選択が可能です。
Zoom Phoneの詳細については以下の記事で詳しく解説しております。併せてご覧ください。
※関連記事:クラウド電話「Zoom Phone」とは? 導入メリットや機能、ライセンス体系を徹底解説!
https://collab.nissho-ele.co.jp/blog/feature/what-is-zoom-phone.html
amptalkとは
amptalkは、電話やミーティングツールでのオンライン商談内容の可視化を実現するツールです。Zoom PhoneをはじめとしたIP電話、Zoom Meetingsなどのミーティングツールと連携し、商談内容を自動で書き起こし、内容を蓄積してくれます。書き起こされた内容は自動でSalesforceをはじめとしたSFAツールへ連携することも可能です。
商談内容の分析機能では、会話のトピック分析や担当者別の会話内容比較が実現できます。また、商談内容に対するコメント機能、チャットツール連携などメンバーのサポートを行う機能も充実しています。
Zoom Phoneとamptalkの組み合わせによるインサイドセールス業務の流れ
このような特徴を持つZoom Phoneとamptalkですが、両者を組み合わせることで以下のようにインサイドセールスの業務を効率化できます。
架電
Zoom Phoneにより、架電業務の改善やサポートを実現できます。Zoom Phoneでは容量無制限で通話の録音が可能ですので、全ての通話内容を録音しつつ、トーク内容の確認・分析・改善につなげられます。インサイドセールス担当者の方にのみ聞こえる形で助言を行える「ウィスパーボイス機能」を使えば、管理者から新任の方をサポートすることもできます。さらに、Zoom Phoneはインターネット環境さえあれば場所を問わず電話の発着信が可能であるため、インサイドセールスのテレワーク化も実現できます。
その他、Zoom Phoneやamptalkを用いた架電業務の効率化については以下の記事でも解説しております。併せてご覧ください。
※関連記事:営業部門の架電業務を効率的に対応する方法
https://collab.sojitz-ti.com/blog/practice/how-to-efficiently-handle-the-sales-departments-calling-operations.html
商談内容の報告・分析
Zoom Phone単体でも通話内容の可視化を行う機能が備わっていますが、Zoom Phoneとamptalkを連携することで、さらに詳しく商談内容の共有と分析が可能となります。
まず、amptalkではZoom Phoneの録音データを基に、会話内容の書き起こしを自動で実施します。書き起こしデータを基に、誰がどのテーマでどの程度の時間会話を行ったのか、時系列で定量的な分析を行います。分析結果をフィードバックすることで、インサイドセールス担当者の行動変容を促します。
書き起こしデータをそのまま読むためにはかなりの時間が必要となりますが、amptalkであれば書き起こしデータの要点を抽出してくれるため、効率的な商談内容の確認が可能となります。
さらに、amptalkからSalesforceやHubSpotなどのSFAツールへ商談データを連携させることもできます。商談の進捗管理や業務の引き継ぎのためにSFAツールを利用している企業においては、日々の入力作業に苦労しているケースも多いと思いますが、amptalkの自動入力機能を利用すればその苦労から解放されます。
ノウハウの蓄積・共有
インサイドセールスは継続的に見込み顧客と接点を持つことで顧客からの信頼を獲得していきます。よって、各見込み顧客とこれまでどのような会話をしてきたかを確認しながら、次回の商談を進めることは重要です。
Zoom Phoneとamptalkを連携させれば、これまでの見込み顧客との会話内容をチームで共有し、フィードバックをもらうことでコールのたびにコミュニケーションの質を高めていくような取り組みもできます。amptalkでは、トークの特定箇所を指定してコメントを残すことができるため、このような細やかなフィードバックも効率的に実施できます。どうしても個人のスキルにはばらつきがありますが、このようなフィードバックの仕組みを取り入れることで、担当者の方の能力アップや新規メンバーの方のオンボーディングも実現しやすくなります。
さらに、全ての商談内容が蓄積されていくため、見込み顧客からよく聞かれる質問やそれに対する対応方法をナレッジ化したり、ハイパフォーマンスのインサイドセールスの録音をお手本として新規メンバーの教育に活用したりといった取り組みも進めやすくなります。
まとめ
この記事では、インサイドセールス業務でのよくある課題を踏まえ、Zoom Phoneとamptalkの導入による課題の解決方法についてご紹介しました。
記事中で紹介した各ソリューションについて詳しく知りたい方は、以下の資料にて詳細をご紹介しております。ぜひご覧ください。
※Zoom Phone概要資料へのリンク
https://collab.nissho-ele.co.jp/material/product/zoom-phone-description.html
※amptalk 概要資料へのリンク
https://collab.sojitz-ti.com/material/product/amptalk_overview.html
また、当社ではZoom Phoneの無償トライアルサービスを提供しております。自社の電話環境を改善したい、コストを抑えて電話環境を整備したいといった悩みを抱えられている方は、ぜひご利用ください。
※Zoom Phoneトライアルサービスへのリンク
https://collab.nissho-ele.co.jp/trial/