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【IT営業・カスタマーサクセス必見】Salesforce×Zoom Phone連携で、分断された顧客情報を“つながる資産”に変える方法

2025/12/12

情報がサイロ化するIT営業のリアルと、その背景

IT企業やSaaS事業者の営業部門では、日々さまざまなツールを駆使しながら顧客とのコミュニケーションを行っています。電話・メール・チャット・ウェビナー・オンライン商談など、あらゆるチャネルが存在する中、それぞれの履歴やメモがバラバラに保管されてしまう“情報のサイロ化”が大きな課題となっています。

Salesforceを中心としたCRMを導入している企業でも、「電話のやりとりは履歴が残らない」「SlackでのやりとりがSalesforceに記録されていない」「議事録が個人のローカルに溜まってしまっている」といった状況に心当たりはありませんか?


営業活動に使われるツールの情報サイロ化イメージ

このような“点”としての情報管理では、以下のような弊害が生じます:

  • 顧客対応の履歴が営業個人に閉じてしまい、チームでの共有ができない
  • 活動ログの記録が属人化し、引き継ぎや振り返りが困難
  • データドリブンな営業改善が難しくなる

また、IT業界では競争が激化しており、顧客からの問い合わせや見込み客への対応スピードが競合との差別化要素になります。つまり、「いかにすばやく、正確に、組織的に対応できるか」が問われているのです。

しかしながら、多くの営業チームでは忙しさに追われ、電話の内容をSalesforceに入力する余裕もなく、記録漏れや対応遅れが常態化しているのが現状です。

このような環境で今、注目されているのが「Zoom Phone × Salesforce連携」による“自動化”による情報一元化と生産性の向上です。次のセクションでは、その解決策となるZoom Phoneの連携活用について詳しく解説します。

Zoom PhoneとSalesforceの連携がもたらす本質的な効果

Zoom PhoneとSalesforceを連携させることで、単に「通話履歴が残る」「クリックで電話がかけられる」といった便利さを超えて、営業活動の質そのものが大きく変わります。

まず最大の変化は、電話での顧客対応の履歴が、すべてSalesforce上に自動で蓄積されることです。通話の日時・相手・通話時間といったログ情報はもちろん、通話録音やAIによる自動文字起こしの内容まで、案件情報やリード情報と紐づけて一元管理することが可能になります。


Salesforceに自動記録されたZoom Phoneの通話履歴画面イメージ

この連携によって、以下のような実務上の効果が期待できます:

  • 営業担当の入力負荷を削減:通話後にSalesforceへ手動で記録する手間がなくなり、対応漏れや記載ミスも防げます。
  • チームでの情報共有がスムーズに:だれが・いつ・どんな話をしたのかが明確になり、属人化を防止できます。
  • オンボーディングの質を向上:新人営業がベテランの電話応対を聞いて学べる「お手本トーク集」の運用も可能です。
  • マネージャーのマネジメント強化:営業活動の量と質の両面を可視化できるため、適切なフィードバックや改善指導がしやすくなります。

特にSaaS・IT業界では、商談のプロセスが複雑化しており、インサイドセールス・フィールドセールス・カスタマーサクセスといった複数の部門が1人の顧客に関与するケースが珍しくありません。そのため、顧客との“すべてのやりとり”を一元的に記録・共有できることは、組織的な営業力を高めるうえで非常に大きな価値があります。

さらに、Salesforceレポート機能と組み合わせれば、「どの顧客に、どのチャネルで、どれだけ接点があったか」といった分析も可能になり、ABM(アカウントベースドマーケティング)やLTV(顧客生涯価値)の最大化にも貢献します。

Zoom Phoneは、単なる電話のクラウド化ツールではありません。Salesforceと連携することで、営業活動を“記憶に頼らない仕組み”に変え、チーム全体の生産性と組織ナレッジを飛躍的に向上させる強力な武器になります。

次のセクションでは、このZoom Phone × Salesforce連携の先進的な使い方──たとえば「AI要約の自動保存」や「クリックトゥコール」などについて、より実践的な機能紹介を行っていきます。

一歩進んだ活用法:AI文字起こし、クリックトゥコール、Slack通知まで

Zoom PhoneとSalesforceの連携は、単なる通話履歴の記録にとどまりません。今や、AIや他のSaaSツールと連携することで、より高度な自動化とコミュニケーションの効率化が実現できます。本セクションでは、IT企業の営業組織で特に注目されている3つの機能をご紹介します。

1. AIによる文字起こしと要約の自動保存

Zoom Phoneには、通話を自動的に文字起こしし、その要約を生成するAIコンパニオン機能が搭載されています。このテキストはSalesforceの商談ページにそのまま保存されるため、「会話の中で何が合意されたか」「次回アクションは何か」といった要点をすぐに把握できます。


Salesforceに自動保存された通話要約のイメージ

これにより、報告書やメモ作成の手間がなくなり、商談直後に次のアクションへスムーズに移行できます。また、営業マネージャーにとっても部下の会話内容を確認しやすくなり、的確なフォローや教育に役立ちます。

2. ワンクリックで発信できる「クリックトゥコール」

Salesforceに登録されている顧客の電話番号を、Zoom PhoneのUIからワンクリックで発信できる「クリックトゥコール」も大きな生産性向上ポイントです。わざわざ電話番号をコピー&ペーストしたり、スマホに入力したりする手間がなくなり、1日数十件の架電業務も圧倒的にスピードアップします。


Salesforce上のZoom Phone クリックトゥコール UIイメージ

特にインサイドセールスやサポート部門では、対応件数そのものがKPIになることも多く、「電話をかける」という基本操作の効率化が、結果的に組織全体の成果に直結します。

3. SlackやGmailとの連携で通知&履歴の活用も

Zoom PhoneはSalesforce以外のSaaSツールとも柔軟に連携できます。たとえば、Slackとの連携を行えば、チームチャット内に「●●様と3分45秒通話/内容:資料の再送について」などのログが自動投稿され、チーム全体で即座に情報を共有できます。

また、GmailやGoogleカレンダーと組み合わせることで、「午前中に話した件について午後に再フォローする」といったアクションを、抜け漏れなく連携・通知するワークフローの構築も可能です。

このようにZoom Phoneは、単なるクラウド電話の枠を超え、Salesforceと他ツールを“つなげるハブ”として機能します。営業組織が求めるスピードと精度、再現性の高い営業活動を実現するには、こうした一歩進んだ活用法が不可欠です。

次のセクションでは、こうしたZoom Phone連携を含む「コラボレーション基盤」の全体設計について、当社 双日テックイノベーションがどのような支援を提供できるのかをご紹介します。

Zoom Phone × Salesforceだけじゃない、コラボ基盤としての設計力

Zoom PhoneとSalesforceの連携が強力なのは確かですが、現代のIT企業が抱えるコミュニケーション課題はそれだけでは解決しません。メール、チャット、ファイル共有、プロジェクト管理など、社内外のやりとりが多岐にわたる中で、本当に求められているのは「一元的に整理された、再現性あるコラボレーション基盤」です。

当社 双日テックイノベーションでは、Zoom Phoneを中核にしながらも、Asana(プロジェクト管理)、Box(クラウドストレージ)、Slack(ビジネスチャット)、Microsoft 365やGoogle Workspaceなどの生産性ツールと組み合わせた、包括的な基盤設計をご提案しています。


Zoom Phoneを中心としたSaaS連携構成図

たとえば、電話対応の内容をZoom Phoneで自動録音し、その文字起こしをSlackに通知。同時に、やるべきタスクをAsanaに自動生成し、対応履歴をSalesforceへ記録する…といったワークフローが、技術的に“無理なく”実現できます。

こうした統合を成功させるには、単なるツールの知識だけでは不十分です。各部門の業務プロセスを理解し、それにフィットする形でツール同士を連携・設計できる「IT×業務設計」の視点が欠かせません。

当社では、各SaaS製品の導入・運用支援だけでなく、「営業部門にはこの連携」「CS部門にはこの設計」といった、部署別の最適構成をご提案可能です。ツールを“導入するだけ”で終わらせず、実際に活用される仕組みに落とし込む——そこに私たちの強みがあります。

Zoom PhoneとSalesforceの連携は、その第一歩に過ぎません。貴社のビジネスに最適な連携基盤を共に構築し、情報の分断をなくした生産性の高い営業組織を実現しましょう。

“百聞は一見に如かず” 実際の連携操作が見えるデモ体験を

Zoom PhoneとSalesforceの連携による業務変革のイメージは掴めても、「実際に自社環境でどう動くのか?」という点が気になる方も多いのではないでしょうか。操作の流れ、連携のスムーズさ、UIの使いやすさ…それらは実際に目で見て体験してみないと、本当の意味では理解できません。

そのため、当社では「Zoom Phone × Salesforce連携デモ体験会」を随時開催しています。Zoom Phoneで受電した内容がSalesforce上の顧客情報と紐づき、自動で活動履歴として記録される様子や、クリックひとつでの発信(クリックトゥコール)、通話録音データの自動保存などを、実画面上でご確認いただけます。

Zoom PhoneとSalesforceの連携デモ画面イメージ

「SFAと電話が本当にこんなにスムーズにつながるんだ」と多くの方が驚かれます。さらに、実際のユースケースに近い営業・CS部門の動線に沿ったデモ構成となっているため、社内での具体的な活用イメージを持ち帰っていただけるとご好評です。

気になる方は、ぜひ無料のデモ体験にご参加ください。ご希望があれば、貴社のSaaS環境や業務フローに即した個別デモのご用意も可能です。

まとめと導入相談へのご案内

SalesforceとZoom Phoneの連携は、単なる「電話機能の強化」にとどまらず、営業・CS活動における情報管理や対応スピードに革新をもたらします。通話履歴の自動記録、文字起こし、録音の一元化により、チーム全体で情報を共有しやすくなり、対応の抜け漏れや属人化を防止。業務の効率化と同時に、顧客満足度の向上にも貢献します。

また、クリックトゥコールや通話ログの分析を通じて、現場の改善ポイントが可視化され、マネジメントにも活用できます。営業DXを本気で推進したい企業にとって、Zoom Phone × Salesforce連携は極めて有効な選択肢といえるでしょう。

「具体的にどんなことができるの?」「自社環境でスムーズに導入できる?」といった疑問がある方は、ぜひ一度、当社の無料相談会をご活用ください。実際の業務フローや既存ツール環境を伺いながら、最適な連携プランをご提案します。

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この記事を書いた人

Hua Dai Tam

  • 顧客満足度 No.1
  • Fortune 500の58%が利用

※Fortune 500:全米上位500社がその総収入に基づき
米フォーチューン誌によりランキング付けされる

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